今回は制作にはとくに難しいことをしていないが、昨日の エントリーにも書いたとおりわこうさんのオススメで「アクリル流し」に挑戦した。
わこうさんの作品はSF3D・・・じゃなくて、今はマシーネンっていうのかな?
が多いのでスケール的にはけっこう大きい。
対して自分の場合は主にガンプラでMGなので基本1/100。
スケール的に1/35クラスのAFVに施すようなウェザリングが適当かどうか疑問があった。
そういう意味も含めて今回は習作に1/48というモデルを選んだのである。
しかし、結果からいうと関係なかったかもしれない。
技法的にはAFVで多様されるが、得られる効果は1/144クラスでも十分通用しそうだ。
もともと自分はあんまり小スケールのモデルに過剰なダメージ表現とかをするのが好きではない。
スケール感が損なわれるからだ。
もっとも、巧い人は小スケールなら小スケールなりのダメージ表現を施す。
「アクリル流し」も同様で泥跡をガッツリ目立たせるものも自然な埃の風合いにするのも流し方次第のようだ。
結局のところ使うもののスキル次第というところだろうか。
■アクリル流し
まず、これがいつものように黒立ち上げで塗装したあと。
スミ入れもしてトップコートも吹き終わっている。
そしてこちらが「アクリル流し」後。
なかなかの汚れっぷりだ。っていうか汚れすぎだ・・・orz
1/35や1/20くらいで雨後の山道でも走ってきたならいいけど宇宙を駆け巡る蒼い流星には似合わない。
そもそも泥汚れの筋がエイジ君の頭くらいの太さがある。
とは言ってもここまでやってリカバリーもきかない
悩んだあげくにリューターとヤスリボールで磨き出すことに。
■磨きだし
センターアーマーの側面を磨いてみた。
最初の写真は泥をかぶったところをそのままぞうきんで吹き上げたような仕上がりだが、磨き後の写真だとだいぶ解消されている。
エッジにうっすら残るくらいがこのスケールにはいいはずだ。
ということで前進にヤスリボールをかける
これでだいぶおちついた。
まだ汚しがキツイけど、まぁこんなもんでしょ。
■仕上げ
最後はダメージ表現やタミヤのウェザリングマスターを施して終了。

■まとめ
仕上がりはいまいち納得いかないけど「アクリル流し」自体は非常によかった。
っていうかハマった。
作品の個性が際立つ一方でいろいろな使い方が想定できる。
たとえば箱積みしてあるMGゴックがあるけど、潜水艦的な塗装をどうすればいいか悩んでいた。
たぶん、ネイビーブルーで塗装してダークシーグレイなどで「アクリル流し」をしてやれば渋い仕上がりになるんじゃないだろうか。
あと、ゾイド。
やはり箱積みしてあるシールドライガーがあるのだが手っ取り早く、サンドカラーでまとめようかと思っていた。
しかし、このテクニックを使用すれば比較的キツい原色でカラーリングしても渋い仕上がりが期待できる。
ほかにもガンタンク、ウォーカーギャリア、スコタコなどは言うに及ばずだ。
ちょっと、すぐにでも試してみたいが、いかんせん作りかけがまだ4体・・・orz
そうそうにやっつけてちょっと試してみたいね。